副業Webライターは未経験からでも始められるお仕事です。専門的なスキルを問われるわけではないので、本業をしながら副業として稼ぐことも可能です。
誰もが経験のある文章を書くことが、メインの仕事なので未経験の方でも始めやすく、稼ぎやすい副業として人気のお仕事でもあります。今回は、未経験の方が副業Webライターとして稼ぐための方法をご紹介します。
WEBライターとは
まずは、副業Webライターはどんな仕事なのかについてです。副業Webライターには次の2つの特徴があります。
- 与えられたテーマで記事を執筆
- 執筆テーマは多岐にわたる
与えられたテーマで記事を執筆
副業Webライターは与えられたテーマで記事を執筆します。本業Webライターの場合は、検索キーワードや競合の記事を事前にしっかり調査した上で、テーマを自分で決めます。副業Webライターの場合は、記事を執筆することを求められているので、執筆以外のことをする機会は少ないです。
ディレクターがテーマを副業Webライターに伝え、記事を執筆します。記事全体の構成は、ディレクターが決める場合もありますし、実力がある副業Webライターに自分で決めてもらう場合もあります。
執筆テーマは多岐にわたる
執筆するテーマは多岐にわたります。クラウドワークスの「記事・コンテンツ作成」のカテゴリには以下のような記事のジャンルがあります。
- 美容コスメ・ファッション
- 健康・病気
- エンタメ
- グルメ・料理
- 動物・ペット
- 住まい・生活
- スポーツ・ビジネス
- ゲーム
- その他
以上のような記事のジャンルなら、執筆可能です。もちろん、専門性が高い記事はその道のプロにしか書けません。初心者の方は、ネットで調べながら書くことができれば問題ありません。
1つのジャンルの記事をたくさん書くことで、知識が身につき実績になります。実績は案件の取得に大きくかかわるので、幅広く記事を書くよりも、ジャンルを1つに絞って書くことをおすすめします。
WEBライターの仕事内容
多くの場合、記事執筆と校正・推敲を任されることが多いです。WordPress入稿、競合調査、記事構成作成は、記事執筆と校正・推敲がしっかりできることが大前提です。
記事執筆
記事執筆は、文字通り記事の執筆をすることです。ディレクターから与えられたテーマや記事構成をもとに記事を書いていきます。
記事の内容は、ネットや本で調べながら書いていきます。しかし、捏造や模倣をしてはいけないというルールがあります。やり始めは、似たような記事の内容を似せて書いてしまいがちですが、自分の言葉で書くようにしてください。
案件ごとに記事の書き方・ルールが違うこともありますので、臨機応変に対応しましょう。
校正・推敲
校正・推敲は、既存の記事をより良い記事にするために書き直すことです。例えば、古い情報の記事を最新の情報で書き直したり、記事の内容が薄く説得力に欠ける内容をボリュームアップしたりします。
元々の記事構成をもとに書き直すので、駆け出しの副業Webライターにとって一番やりやすい仕事です。内容が甘い記事を書き直すことで、自分自身の執筆のレベルを上げることもできます。
一から記事を書くのは難しいと思う方は、校正・推敲から始めると良いでしょう。
WordPress入稿
WordPress入稿とは、WordPressの機能を使って記事を書くことです。WordPressには記事を書くためのエディター機能というものがあり、記事にさまざまな装飾を加えられます。よく使われる機能として、以下のようなものがあります。
- 大見出しや小見出しを作る
- 文字と太くする
- 文字に色を付ける
- 引用文を作成する
- 画像や動画を挿入する
- 表を挿入する
ポイントは、読み手が記事を最後まで読んでくれるような工夫を施すことです。
また、SEO（検索順位を上げる施策）のために以下のような点にも注意して行う必要があります。
- タイトルの文字数とキーワード
- 文章中のキーワード出現数
- 見出しタグの適切な設置
- 画像alt属性の設定
- メタディスクリプション
- 適切なHTMLタグ
記事を書くだけでなく、Webサイトの知識もなければ、副業Webライターとしてスキルアップできません。記事の執筆に慣れるのと並行に、SEOの勉強もしましょう。
競合調査
競合調査は、他のWebサイトやブログの記事を調査し、自分の記事が上位に表示されるために行います。上位表示させたいジャンルの記事は、他ではどのように書かれているのかを調査します。
他の記事に書いてある内容をただ真似しても差別化にはならないので、独自の色を出していく必要があります。また、文字数で劣らないように、検索上位に表示されている記事の文字数の平均も算出します。
記事構成作成
記事構成作成は、記事の構成を考えることです。記事全体の見出しタグh1~h6を使って適切に配置します。また、見出しタグの最後にアフィリエイトボタンや内部リンクを設置することも行います。
記事構成は競合調査を行った後に行うので、初めから副業Webライターに任せられることはほぼありません。記事構成まで1人でできるようになると、フリーのWEBライターとして独立することも可能です。
収入の目安
ライターの報酬形態としては以下のような種類があります。
- 文字単価
- 記事単価
- 時給単価
- 固定給または歩合給
副業のWEBライターが得る収入は、主に文字単価か記事単価のどちらかで、それぞれ「1文字いくら」「1記事いくら」で報酬が支払われます。仮に1,000文字の記事を1記事書く場合、文字単価と記事単価の報酬イメージは次の通りです。
| 報酬形態 | 収入例 |
| 文字単価 | 1,000文字×1円＝1,000円 |
| 記事単価 | 1記事×1,000円＝1,000円 |
文字単価や記事単価など報酬形態問わず金額は一律ではなく、ライターの能力や実績次第です。
始めたばかりの頃は文字単価1円以下の仕事を受ける機会もあるでしょうが、スキルが上がるにつれて文字単価も上昇し、中級者になると3円以上の文字単価も可能です。コピーライターなら文字単価が100円や1,000円になることもあるでしょう。
自身の能力や実績次第で、いくらでも上を目指せるのは、ライターとしての最も魅力的な点と言えるでしょう。
始め方
ライターの副業を始める前にまず仕事を受注できる状態にする準備をしましょう。
すぐに始められる準備として、２つご紹介します。
- ブログやSNSを始める
- WEBライターとしての具体的なプランを練る
1,ブログやSNSは、ライターとしてのスキルを磨いたり、知識や情報を得たりする上で有効なツールです。
ブログを書くことでWEBライターとして必要な情報収集力、ライティング力、SEOの知識などを付けることができます。また、ブログはライターとしてのスキルや実績のアピール材料になったり、将来的に収入を得られるようになったりする可能性もあります。
SNSは、同じようにライターをしている方やクライアントと出会える可能性があります。いずれも仕事につながる可能性があるので、積極的に活用してコミュニティを広げておくと良いでしょう。
2,WEBライターとしての具体的なプランを練る
趣味、特技、持っている資格や本業でやっていることなどを軸に、ライターとしてすぐにでも執筆できそうなジャンルを把握します。
ライターの副業ではさまざまなジャンルの仕事を受けられますが、まずはすぐにでも書けそうなことから始めてみることが大切です。
また、最終的に月いくらぐらいの副収入を目指すのかも明確にしておきましょう。始めたばかりだと単価が安い仕事が多いので、あまり高い目標額を設定してしまうと挫折する要因になるので、現実的な目標額を立てるようにしましょう。
例えば、「初月は5,000円、次の月は1万円」という風に実現できそうな目標を立て、モチベーションを保ちながらステップアップを目指しましょう。
具体的に何をしていいかわからないという方のためにこちらの記事も書いておりますのでよかったら是非
注意点
副業Webライターとしてやっていくうえで、注意すべき３点をご紹介します。
- 相場を把握しておく
- 本業に支障がでないようにする
- 長期的な継続を前提とする
個人差はありますが、ライターの副業を始めて数か月程度は思うように稼げないのが一般的です。未経験可の募集に応募してもダメだったり、せっかく契約できても単発で終わってしまったりすることも珍しくありません。本業に加えてライターの副業することが嫌になることもあるでしょう。
しかし、そのような苦しい状況がずっと続くわけではありません。もちろんライターとしてのスキルアップを目指したり、簡単な依頼でもしっかりと対応するなどの地道な努力が必要ですが、早ければ数ヵ月のうちに月数万円程度の収入を得られるようになります。
大切なのは、長期的な展望で、継続的な努力を続けることです。
相場を把握しておく
ライターの副業を始めた頃は、文字単価1円以下の仕事を受けることも多くなります。0.5円程度でブログ記事を書く仕事だったり、1,000円で2,000文字程度の記事を書く仕事だったりさまざまですが、いずれも「初心者だから」という前提で受けましょう。
低単価の仕事は受かる可能性が高い反面、収入にはつながりにくいです。報酬1万円で3万字の記事を書くよりも、1,000円でも文字単価1円以上の記事を書き続けた方が、ライターとしてのキャリア形成には大切になってきます。
ネット上の情報やSNSでつながった同じような方たちとのやり取りなどを参考にして、自分自身の位置を客観的に見極め、適切な単価を訴求しましょう。
本業に支障がでないようにする
ライターとして副業をする上でとくに大切なことは、本業との兼ね合いです。
ライターの副業に力を入れるあまり本業が疎かになってしまえば、収入減や昇進が遅れるなどしては本末転倒です。適度に折り合いをつけながらライターの副業に取り組みましょう。
また、当然ですが副業が禁止されている場合は、止めておいたほうが賢明です。
まとめ
ライターの副業で初心者がいきなり稼ぐのは簡単ではありません。
特殊な資格、特技、経験や能力などがあれば可能性は十分に考えられますが、継続的にライターの副業を続けていくことが大事です。そうすることによって、特殊な資格や特技などがなくとも安定した副収入を得られるようになります。
まずはブログやＳＮＳなどで文字を書くことから始め、ライターとしての自分武器は何か、得意なジャンルはなにか、などを整理すると良いでしょう。
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