どんな仕事をしていても、数字はつきものです。
- 経理であれば、経費
- 営業であれば、営業成績
- 経営者であれば、事業利益
ビジネスに携わるとは、数字と向き合うことであると言っても過言ではないかもしれません。
しかし、多くの人は数字に苦手意識をもっています。数字は残酷で、冷たい現実を突きつけることが多いからです。
しかし、数字を味方につけることができればこれほど強力な武器はありません。
この記事では、以下の内容をご紹介します。
- 「数字に強い人」とは
- 「数字に強い人」になるための方法

頑張って、数字に強くなるぞー!
「数字に強い人」とは
以下の3つを備えた人が、「数字に強い人」と言えます。
数字を比べることができる
例えば、よく目にする「現金割引」と「ポイント還元」という言葉。
20%OFFと20%ポイント還元の違いが分かりますか?
どちらも1万円の商品が8000円になることだと思えますが、違います。
20%OFFはその通りですが、
20%ポイント還元は、「10000円の商品+2000円分のポイントが、10000円になること」を指します。
「ポイント還元」という売り文句に踊らされて、実は普通に買うのと同じ現金を支払っていたというのは数字に弱いから招く失態と言えるでしょう。
数字を作ることができる
たとえば、あるイベントのアルバイトを採用することを考えてみてください。
1カ月かけてイベント会場の設営をするとして、どれくらいのアルバイトを雇えばよいでしょうか。
経験者を1として、未経験者を0.7として、できるだけ少ないコストでアルバイトを採用すると考えられる人は、「数字に強い人」であると言えるでしょう。
数字の意味を知っている
よくニュースで耳にする「円安ドル高」という言葉。
円安になったら、
「日本にいる人にとってどんな影響があるのか?」「海外旅行に行くのは得か、損か」と考えられる人が、「数字に強い人」と言えます。
数字は数字でしかなく、数字自体に意味はありません。
大切なのは、数字から読み取れる情報を使って、「どんな行動をとるのが最善であるか」までを考えられることです。
「数字に強い人」になるための習慣

どうやったら、数字に強くなるんだろう??

では、数字に強くなる方法を教えていこうかのぅ
数字に強くなると聞くと、計算を早くするとか、そろばんができるようになるとかを考えてしまいます。
しかし、そうした努力は「いかに早く正解を導き出すか」を鍛えるだけで、「数字に強く」はなりません。
ここでは、ビジネスパーソンが日常的な仕事の中でできる「数字に強くなる」習慣をご紹介します。
質問に数字で答える
上司やお客さんから、「抽象的でよくわからない」と言われたことはないですか。
日本語は、イメージ言語です。
思いついた言葉で会話をすると、どうしても抽象的になってしまいます。
久しぶりに会った友人と会話では、
「元気だった?」「最近どう?」と話してしまってしまいますよね。
しかし、ビジネスは数字の世界。
あいまいな会話を繰り返しては、ビジネスは成り立ちません。
そこで今後、上司やお客さんからの質問には、できるだけ数字で答えるようにしてください。
例えば、あなたがサービス業をしているとします。
混雑しているときにお客さんから「いつも混んでいるんですか?」と質問されたときには、
「はい」「いいえ」で終わらせるのではなく、
「はい、だいたい平日は●人、休日は▲人ぐらいのお客様がいらっしゃいます」と答えるようにしましょう。
数字を使って会話をすることで、相手に具体的なイメージが伝わり、仕事がより円滑に進むでしょう。
「ググる」前に、答えを計算する
仕事をしていて疑問に思ったとき、すぐに「ググる」と思います。
例えば、アイスクリーム業界の市場規模を知りたいとなったときには、
「アイスクリーム 市場規模」と検索するでしょう。
すぐに調べる姿勢は良いですが、それでは数字に強くなりません。
ググる前に、おおよその答えを自分で計算するようにしましょう。
先ほどのアイスクリームの市場規模であれば、
- 日本の人口が1億人
- 日本人全員月に1本はアイスを食べる
- アイスクリーム1本がだいたい150円
とあたりをつけて、
アイスクリームの市場規模は1億×12×150円=1800億円ぐらい!と自分なりの答えを計算しましょう。
ちなみに、Googleでアイスクリームの市場規模を調べてみると、約5000億円と出ます。
3倍近く実際の数字をかけ離れていますが、OKです。
自分で計算して仮の答えを用意するという習慣をつけるすることが重要です。
それにやり続けていれば、おのずと精度は上がっていきます。
【まとめ】数字に強い人になるために
数字に強くなれば、ビジネスでの成果に必ずつながります。
慣れるまでは大変かもしれないですが、繰り返し続ければ自然とできるようになります。

これからも数字と向き合って、
仕事がんばるぞー!
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