初めに
「早起きをしたいのに三日坊主で続かない」
こんな風に悩んでいる方は結構いるのではないでしょうか。
早起きをして、朝から活動的にスタートさせたいですよね!
もし、今より1時間早く起きる生活を1年続ければ約6日分、10年続ければ約2か月分、時間が増える計算です!
早起きが大切なことだと分かってはいるけど、なかなか続かないもの。
「なぜ早起きを習慣にするのは難しいのか」「どうすれば早起きを習慣にできるのか」についてしっかりと理解すること大切です。
今回は、そんなお話です^^

わしはいつも早起きじゃが皆は難しいじゃろう
早起きを習慣にするのが難しい2つの理由
まずは、なぜ早起きを続けることが難しいのかについて理解しましょう。
主な理由は、以下の2つです。
- 早起きは他の生活習慣の影響を受けやすい
- 早起きを習慣するまでに3カ月かかる
早起きは他の生活習慣の影響を受けやすい
早起きを続けることが難しいのは、他の生活習慣に影響を受けやすいからです。
例えば、
残業をして帰る→帰る時間が遅くなる→寝る時間が遅くなる→起きる時間が遅くなる→残業をして帰る・・・
というように、生活習慣というのはつながっています。
たった1つを直せば、すべてよくなるというものではありません。
なので、早起きをするためには、生活習慣全体を組み立てなおす必要があります。
早起きを習慣するまでに3カ月かかる
科学的に、習慣化には以下の期間が必要だとされています。
行動習慣 | 読書、日記、勉強など | 約1カ月 |
身体習慣 | 早起き、禁煙、運動など | 約3カ月 |
思考習慣 | ポジティブ思考、ロジカルシンキングなど | 約6カ月 |
習慣化とは、「無意識に体が動いて行動できること」を指します。
つまり、「無意識に朝6時に起きて、行動を開始できるようになる」ためには、約3カ月かかるということです。
早起きを習慣にできない3つの原因
明日1日だけ早起きすることは簡単です。
しかし、習慣にするとなると話は別です。
なかなか早起きを習慣にできない原因には、以下の3つが挙げられます。
- 「早起きすること」が目的になっている
- いきなり早起きしようとしている
- 早起きだけをしようとしている
「早起きすること」が目的になっている
「よし早起きするぞ!」と意気込んでいるときは、たいてい「●●時に起きる」ことを目的にしてしまっています。
しかし、早起きは1日の時間を長くするための手段であって、目的ではありません。
早起きした先に目的がないと、起きようとしても「まあいいか」となってしまいます。
いきなり早起きしようとしている
普段8時に起きている人が、6時に起きようとすると、体に大きな負担をかけてしまいます。
人間にはそれぞれ今までのリズムを守ろうとする働きがあるからです。
それまでのリズムを崩されると、危険を感じる本能が働きます。そのため一気にリズムを大きく変えようとするとうまくいかないです。
早起きだけをしようとしている
先ほども言いましたが、生活習慣はつながっています。
起きるという行為も、生活習慣の一部です。
一部だけを強引に変えようとしても、帳尻が合わなくなります。
1日くらい睡眠時間を4時間にしても問題ないでしょうが、習慣にするには無理があります。
早起きは特に帰る時間と寝る時間に大きく影響を受けます。
早起きを習慣にする5つの方法
- 理想の1日の過ごし方を書く
- 今の1日の過ごし方を書く
- 理想と現実のギャップを書き出す
- ギャップの原因を書き出す
- スモールスタートで早起きを実践する
理想の1日の過ごし方を書く
まずは、理想の1日の過ごし方を書きだしてみましょう。
ポイントは、「できそうか」ではなく、「こう過ごしたい!」を優先することです。
あまり、丁寧に書こうとせず、ざっくりとしたものを紙に書くようにしましょう。
今の1日の過ごし方を書く
先ほどのように、今の1日の過ごし方をざっくりでいいので、紙に書いてみましょう。
先ほど書いた「理想の1日の過ごした方」の下に書くと見比べやすいです!
理想と現実のギャップを書き出す
理想と、今の1日の過ごし方を見比べて、ギャップがあるところを書き出します。
今回の例だと、
- 理想の方が、起きる時間が1.5時間早い
- 理想の方が、家を出るまで1.5時間長く過ごせる
- 理想の方が、帰ってきてから寝るまでの時間が2時間短い
- 理想の方が、寝る時間が2時間早い
というように、「理想―現実」の引き算をしてみましょう。
ギャップの原因を書き出す
では、次に理想とのギャップを生んでいる原因を書きましょう。
「●●をしている時間が■時間あるから、▲▲になっている」
の形で書くようにしましょう。
今回の場合だと、
- 帰ってきてからYouTubeを見ている時間が3時間あるから、寝るのが遅くなっている
というように書きます。
原因はもちろん1つとは限りません。
先ほどの「理想―現実」を基に、思いつく限り書き出しましょう。
スモールスタートで早起きを実践する
早起きを習慣にするためには、スモールスタートで始めることが大切です。
まずは、30分早く寝て、30分早く起きることから始めましょう。
そして、30分早く起きるためには、今の生活習慣のなにを変えれば良いのかまで明確にすることが大切です。
例の場合だと、
- YouTubeを見る時間を30分短くすれば、30分早く寝ることができる
というように書きます。
まとめ
習慣を変えるには、「相応な時間」と「適切な手順」があります。
いきなり、大きく変えようとてしてしまう気持ちはわかりますが、早起きの場合は「30分ずつ」を常に意識しましょう。
今回の記事の内容をおさらいすると、
早起きを習慣にできない3つの原因
- 「早起きすること」が目的になっている
- いきなり早起きしようとしている
- 早起きだけをしようとしている
早起きを習慣にする5つの方法
- 理想の1日の過ごし方を書く
- 今の1日の過ごし方を書く
- 理想と現実のギャップを書き出す
- ギャップの原因を書き出す
- スモールスタートで早起きを実践する
まずは、生活習慣を可視化することから始めてみましょう!
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